芸術とは、理性的理解の放棄であり、
理性にしがみついているうちは、芸術をわかることができない。
僕も、やっとよしもとばななの「キッチン」「ムーンライト・シャドウ」を読んで純粋にたのしいと思えるくらい、感性に巻きついていた『理性の力』が弱まってきました。
あの、しんとした明るくてしあわせな雰囲気を気持ちよく感じ取れることの幸せ。
いい意味で脱力、心の脱力。感性の脱力、感性は脱力すればするほど、かきたてられる。
結局、理性だけで人生を制覇することはできない。
そして感性は、人と人とのつながりを経て、初めて身についてくるものだ。
人と、交流するしかない。
そうすることで、人の心は死ぬほど強くなる。