☆即興ストーリー コピー・エラー
「君は、やっぱり模倣だったんだ・・・」
僕は合点することができた。・・・・・・・・・
だって、日本人の大勢がそうであるように、君も、僕も、模倣だろう?
だけど、変わらなくちゃいけないんだよ。
なぜなら・・・・・・・笑えてきた。
「はっはっはっ」
お腹をおさえて僕が笑った。自分の中から出てくる笑いを少し抑圧していた。
あれ? 僕のイメージに出てきた、この「笑いを抑圧しながら笑っている人」は、僕だっけ? 君だったかもしれない。
コピー。
異常事態が発生している。
若干、過呼吸の気配がしつつ、僕は想像力をめぐらせる。
だってさぁ・・・人間っていうのは模倣の達人で
だけど!!!!! 模倣だけでは生きていけないんだよ!!!!!
模倣だけでは、人間は成立しないんだよ!!
これじゃ駄目なんだよ!! 生きていけないんだよ
これから僕は、いかに自分の感性を主軸にして、歩いていくか。
これにかかっている。
でも、それは皆も同じだよ。
自分の軸から、かすってもいない人生なんて、生きる喜びが皆無でしょう?
いかにして、自分の意見を常に体に貯えて、芯のある人間になれるか。
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君とはまた会いたい。
なのに、なぜいなくなったの?