自分を絶対に曲げないし、君が「これ!」と言ったら、君の意志はとても強固で、もう誰も、君に逆らえなかった
でも、それが君の、いわばアイデンティティーだったんだね
絶対に曲がらなかった君が「割れてしまって」、僕は本当に驚いた。
そんな日が来るだなんて、考えたこともなかった。
これからもずっと、君は僕のそばに、そっといてくれて、僕のことを助けてくれる……そう思っていた
なんて僕は愚かなんだろう。
「君がいない」
その事実が急におとずれて、僕は、心にぽっかりと穴が空いてしまったような気持ちだ。
たしかに、君は頑固だった。
だけど同時に、とても献身的だった。
いつも、僕のことを助けてくれた。
自分の力ではなにもできない僕を、君はなにも言わずに、ただ手を貸してくれた。
「君が、君では無くなってしまってから」、僕は初めて、君の大切さを思い知った
もっと、君のことを大切にすればよかった……