カノン

 

「ハンパな自己否定続けてたら、自分を、否定し続けたまんまなんだぜ?」

 

否定の記憶の中から、最終的には、滲み出てくるような、どうしようもない全肯定が開かれた。

 

『カノン』を聴いた。

 

カノンの旋律は、全て、哀しみで構成されてた。

 

全ての哀しみが、天国へ、浄化されていったーーーーーーそんな、許されるための音楽だったのだ。