消えてくれない承認欲求のしくみ

「あの人間に認められたい」という承認欲求によって、生きづらくなってるとして、


生きづらさの原因が『承認欲求』だとわかったとして、

 

たとえば、認められたいがために行なっていると自覚している行動を、無理やり止めたとする。


そして、『よし、承認を求めるサイクルを断ち切ったぞ』みたいに思ったとする。

 

断ち切れていない。我慢している。


我慢していると、どこかに歪みが移ってしまう。

 

我慢しないのが一番良いのだが、我慢しなかったら、生きづらさの原因であり、止めたいと思っている『認められるための行動』を止められなくなっていく。

 

意志のみが右往左往する。
卑屈と傲慢の間を行き来することになる。

 

どうも、教えではない何かに治癒の鍵があるみたいである。

 

そして一番怖いのは……………
「よしっ、承認欲求を断ち切ったぞ」というスタンスを取ることで、自分の生きづらさの原因が承認欲求であると教えた人に対して、『承認を断ち切った! だから自分を認めてくれ』というメッセージを、無意識の内に発してしまう刹那である。