殺意
誰も、向き合ってくれなかったんだ。
助けて、くれなかったんだ。
せっかく、どこまでも、どこまでも、コミュニケーションできるように努力してきたのに。
誰も、俺の悩みに対して、向き合ってはくれなかったんだ。
俺の悩みを、見殺しにしてしまったんだ。
俺の悩みを………………受け容れられなかったんだ………………。
「誰も、あなたの悩みのことになんて興味がないよ」ということに類することを、一度でも、俺に対して表明したことがある人間のことなど、ズタズタにしてぶっ殺してやりたい。
……………。
……………。
……………。
そう。
そう思っていることを、一度でも、表明することで、これからも、日々を、過ごすことができるだろう。
決して、僕のことを誰しもが完全には理解することはないということを、千も、承知の上で、それでも、どうにかして、他者とコミュニケーションしていきたいという、さっぱり出所がつかめない生きる希望みたいな言葉が、湧き上がってくるのである。
***
あなたたちがどんな風に思うかはさっぱり分からないですが、俺、けっこう良い人ですから。
これからも、生きていきますから。